こひつじ文庫

しょうえい幼稚園では幼稚園やお家での絵本の開き読み(読み聞かせ)を保育の一つの柱にしています。

毎週土曜日 9時〜12時まで 一般にも開放しています。
文庫25年の経験から厳選した10000冊に上る絵本が、子どもたちに素敵な世界を与えてくれます。
また家庭での絵本の選び方や読み聞かせに関することなどいつでも相談に答えています。
お気軽にお越しください。

はらぺこあおむしの会(おはなし会)

読み聞かせ毎月第4土曜日 11時〜11時30分
絵本の読み聞かせを行っています。
是非お越しください。





しょうえい幼稚園の図書活動のこと

学校法人沼津頌栄学園しょうえい幼稚園は、かつて宗教法人頌栄幼稚園として 1930年(昭和5年)沼津市丸子町に設立され、1985年(昭和60年)には学校法人として現在の沼津市大塚の地に移転し新たな歩みを始めました。
私の次女、 三女は丸子町時代の幼稚園でお世話になりました。
当時小さな図書室に並んだ沢山の本にびっくりしたものです。転勤で何か所かの幼稚園を体験しましたが、こんなに図書の充実した幼稚園は初めてでした。
度々図書貸し出しのお手伝いをしましたが、こどもたちの嬉々とした表情とそれを見守る石川美佐子先生(前園長夫人)の熱い思いが伝わりこの園を選んだことが誇らしく思えたものでした。
1975年(昭和50年)着任以来前園長石川直一夫妻は、こどもにとって絵本はとても大切であるという考えのもとに、絵本の購入、整理、修理等図書の充実を図っていかれました。保護者の協力を得て毎週一回の絵本の貸し出しをすることによって、 絵本を通して保護者とこども、職員との関わりが深められていったのは言うまでもありません。旧園舎図書室
そうしたなか、美佐子先生は「しょうえい幼稚園子羊文庫」として文庫だよりを発刊されています。現存している文庫だよりは1982年(昭和57年)からありますが、黄ばんだ綴りの中には新刊の紹介やこどもの絵本貸し出しベスト10などを載せてあり、美佐子先生の絵本に対する深い思いが詰まっていて今見ても感動します。
私は1985年の学校法人設立から15年間しょうえい幼稚園の事務員として勤めさせていただきましたので、貸し出しベスト10の作成という地道な作業をされている美佐子先生の姿を見ていますし、その記録は当時のこどもたちの好みの本や傾向をうかがうことが出来て貴重な資料となっています。また、美佐子先生の良い本を見極める目利きはすばらしいものがあり、40歳にもなる次女は美佐子先生の推薦絵本はいまだに大切にしております。
良い本との出会いはこどもの人生をも豊かにしてくれます。
1999年(平成11年)石川直一前園長からバトンタッチされた石川望園長も益々図書の充実に力を注いで下さっていてうれしい限りです。学校法人以来続いている「小羊文庫」、望園長が始めた「はらぺこあおむしの会」は園児のみならず地域に開かれた活動としてもっとたくさんの人に利用していただければと願っています。
現在蔵書数1万冊近くあり、園の図書活動に賛同してくださった保護者の有志の方が仕事の合間をぬって図書管理のバーコード化に励んでいて下さっています。かなり大変な作業で根気のいることですが、美佐子先生から始まる熱い思いが受け継がれている思いがして本当に感謝の心でいっぱいです。
2015年4月より「認定こども園しょうえい幼稚園」として新たな歩みが始まりました。絵本への思いが溢れた設計の図書室にこどもたちはきっとわくわくして入っていく事でしょうね。その様子を想像するだけでもうれしくなります。
この大切な図書活動がいつまでも続きますよう祈るばかりです。          
2015年6月    元しょうえい幼稚園 事務員 片山洋子