自由(創造)保育
子どもが興味を持った事柄から制作やごっこ遊び、学びに広げていく自由(創造)保育。しょうえい幼稚園の保育は教師主導の知識の詰め込みではなく、子どもたちが主体です。
子どもたちが自分の意見やアイデアを話し合えるような雰囲気づくりを心がけています。「ここをもっと大きくしたらいいんじゃない?」「虹色に染めようよ!」など、普段から子どもたちが意見を出し合えるように工夫して保育をしています。
受け身ではなく子ども自身のアイデアから作り出していく保育なので子どもたちは夢中になって遊びに没頭できます。
絵本や日々の遊びから興味を持ったことを発展させて、学期ごとにテーマを決めて取り組み、表現会やうんどう会では学年ごとに遊んできたテーマをもとにした出し物を披露したりすることもあります。

事例】 恐竜博物館ごっこ
 園庭の小石を「恐竜の化石かも!」と、興味を持ったクラスでは、図書室の図鑑で研究したり、化石集め(園庭の石を見立てて)に夢中になっていました。

 その様子をみた担任教師は博物館への園外保育を計画しました。
 博物館を訪れた子どもたちはさらに興味を深め、ある子から恐竜博物館をやってみたい!と声が上がりました。段ボールで大きな恐竜の骨格模型を作ったり、おみやげを制作したり、みんなで意見を出し合って準備をし、保育室で恐竜博物館ごっこをしました。
 他学年の教師やお友だちにチケットを配って招待し、みんなで楽しみました。
 このような『ごっこ遊び』の中で、チケットに字を書いてみよう!」「集めた化石を数えてみよう!と学習への興味も沸き、子どもたちは自然と必要な知識を身に着けていきます。



このように、毎日の生活の中で子どもたちは自ら遊びを見つけ、遊びの中から考え様々なことを学んでいきます。親や教師に言われたからする『指示待ち』ではなく、こうしたらもっと楽しいかも!と、自分から進んで考えたり、行動できる子どもたちです。教師がそれを見守り、必要な時に適切な援助をすることで、子どもたちの自主性や行動力、意欲を幼児期から養います。

幼児期に本当に大切なことは心(感性)を育てることです。
乳児・幼児期の(小学校の準備のための)知識の教え込みはかえって心をゆがめてしまいます。
しょうえい幼稚園の自然豊かな園庭・想像の世界に没頭できる図書室・安心して過ごせるお家ような保育室、こうした環境で思いっきり遊ぶ中で、生きる力・考える力を養っていきます。幼児期は知識よりも生きる知恵を身に着けることが大切なのです。